デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は反発、イランとイスラエルの交戦を映して

08:26:22

8日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比0.76ドル高の91.30ドル。
ヒズボラに対する攻撃を続けているイスラエルに対して、イランがミサイル攻撃を4月以来、初めて実施したおり、これに対してイスラエルがイランに報復攻撃を実施。イランとイスラエルの緊張が高まる中、米国とイランの和平合意に対する懸念が高まり、週明けのWTI原油は一時急伸するなど、堅調地合いをみせていた。
アジア取引時間帯にWTI原油期近7月限は95.47ドルの高値を付けた。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、イスラエルに関する船舶が紅海を通過することを禁止することを明らかにしたことも、上昇に弾みをつけていた。
ただし、欧州取引時間帯終盤になり、WTI原油は大きく値を崩し、米国取引時間帯に一時マイナス圏まで下押しする場面もみせた。
イランとイスラエルの攻撃が単発に終わったこともあり、戦火の拡大や長期化懸念が後退したためである。
また、原油価格の高騰が株式市場に与える影響が懸念され、手じまい売りを加速させた模様。
マイナス圏は一時的で、WTI原油期近7月限は0.74ドル高の91.28ドルで取引を終了している。
期先限月の上昇が目立っており、世界的な石油在庫の長期的な減少傾向が警戒されている模様。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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