イランとイスラエルの攻撃停止を受けドル売りが優勢
【NY外為概況】8日のNY為替市場でドル円は、政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、日本時間夕刻に一時
159.86円と日通し安値を付けたものの、前週末の安値159.75円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。NY市場
序盤にはイラン軍が対イスラエル作戦を停止したと発表し、イスラエルもイランへの攻撃を停止したと伝わると、戻りが
鈍くなったものの、米長期金利が上昇に転じると再びドル買いが入り160.27円付近まで値を戻した。
ユーロドルはイスラエルとイランの交戦が再燃し中東情勢が緊迫化すると、「有事のドル買い」が優勢となり、欧州市場
では一時1.1500ドルと3月31日以来の安値を付けた。その後、米トランプ大統領の要請を受け、イラン、イスラエルが攻
撃を停止すると発表し、原油価格の上昇が一段落したため、1.1555ドルと日通し高値を更新した。もっとも、米長期金利
が上昇に転じると徐々に上値が重くなり、1.1528ドル付近まで下押しした。
トランプ米大統領は8日に自身のSNSでイスラエルとイラン双方に攻撃停止と交渉継続を呼びかけた。イラン軍は8日に対
イスラエルの軍事作戦を停止したと発表し、イスラエルもトランプ氏の要請に応じてイラン攻撃を中断したと伝わった。
攻撃の応酬が収束する可能性が意識された。8日の米原油先物相場は前週末比で5%あまり上昇した後、0.8%高に伸び悩ん
で終えた。
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