株価指数市況コメント（2022年10月11日 11:00）

10日のNY株式市場は、売られ過ぎ感などから押し目買いが先行し、寄り付きから上昇しました。その後は、エバンス・シカゴ連銀総裁のタカ派発言を受け、11月連邦公開市場委員会での大幅利上げ観測が一段と強まり、下落に転じました。さらに、高インフレを受けた主要企業の低調な四半期企業決算を警戒した売りに、NYダウは93ドル安で取引を終えました。本日の日経225（23年）は、米金融引き締めへの警戒感から、現地10日の米国株式市場で主要3指数が下落したことから、売り優勢のスタートとなりました。その後も、日経平均先物に断続的な売りが入ったことから下げ幅を拡大し、一時26,510円まで下落しました。売り一巡後も、手掛かり材料難に戻りは限定的となり、26,500円台半ばでの推移となっています。