株価指数市況コメント（2022年10月27日 11:00）

26日のNY株式市場は、米新築住宅販売件数の減少を受け景気減速を懸念した売りに、寄り付きから下落しました。その後、連邦準備制度理事会（FRB）の利上げ減速見通しが強まり、長期金利がさらに低下したほか、クレジットカード会社、ビザの好決算を好感した買いが下値を支え、前日まで3日続伸したNYダウは2ドル高とほぼ変わらずで取引を終了しました。本日の日経225（23年）は、現地26日の米国株式市場でナスダック総合指数が4日ぶりに下落したことから、売り優勢のスタートとなりました。その後も、景気の先行き不透明感から戻り待ちの売りに上値を抑えられ、一時27,344円まで下落しました。売り一巡後は、足元では下げ渋る値動きが続いており、27,400円台前半の推移となっています。