為替市況コメント（2022年9月29日 10:30）

【NY外為ドル円概況】28日のNY為替市場は、英国政府の新大型減税策を受けた同国金融市場の混乱を鎮静化するため、英中銀は緊急国債購入策を発表。英国の長期金利が急低下したことから、米10年債利回りも3.69%台まで低下したため、全般ドル売りが優勢となりました。前日の安値144.06円を下抜けると、一時143.91円まで下げ足を速めて144円台前半で取引を終了しました。【東京外為ドル円概況】29日の東京外国為替市場でドル円は、昨日の海外時間にドル売りが進んだ反動で朝方から全般にドル買いの動きが先行しました。その後も、時間外の米10年債利回りがやや上昇したことで、一時144.48円まで上昇。ただ、市場では「国内輸出企業からの売りが観測された」との指摘もあり、買い一巡後は上げ幅を縮小し、144.20円台での推移となっています。