為替市況コメント（2022年11月2日 10:20）

【NY外為ドル円概況】1日のNY為替市場は、10月ISM製造業景況指数や9月JOLT求人件数などの指標が軒並み予想より強い結果となり、アジア時間から低下していた米長期金利が一転上昇すると、全般にドルの買い戻しが進みました。米10年債利回りが3.91%台から4.07%台まで急激に上昇するなか、146.99円の安値から148.35円まで上昇し、148円台前半で取引を終えました。【東京外為ドル円概況】2日の東京外国為替市場でドル円は、早朝のオセアニア市場では一時148.40円まで買われた後は、売りが優勢となりました。その後、黒田日銀総裁が「量的・質的金融緩和政策の導入以来、デフレ状況ではなくなった」と発言したことや、米FOMCを控えて調整売りが強まり、一時147.15円まで下落。買い一巡後も、147.30円台で弱含みの推移となっています。