為替市況コメント（2023年5月22日 09:30）

【NY外為ドル円概況】19日のNY為替市場は、米10年債利回りが約2カ月ぶりの高水準を付けると円売り・ドル買いが先行。一時138.65円まで上昇しました。その後、米債務上限問題を巡る米政府と野党共和党の交渉について「共和党の交渉担当者が突然退席し、交渉が行き詰まっている」との報道が伝わると、米国株相場の失速とともにリスク回避の円買い・ドル売りが活発化。さらに、イエレン米財務長官が銀行幹部らに「一連の銀行破綻を受け一段の銀行合併が必要になる可能性がある」と警告したことも投資家心理の悪化につながり、一時137.43円と日通し安値を更新しました。しかし、米10年債利回りが再び上昇に転じたことが支援材料となり、137円台後半で取引を終了しました。