為替市況コメント（2023年5月29日 09:50）

【NY外為ドル円概況】26日のNY為替市場は、4月米個人消費支出（PCE）やPCEデフレーター、5月ミシガン大学消費者信頼感指数（確報値）など、この日発表の米経済指標が軒並み予想より強い内容となったことから、米金融引き締め長期化観測が高まり円売り・ドル買いが先行しました。その後も、国際通貨基金（IMF）が発表した報告の中で、米連邦準備制度理事会（FRB）の追加利上げを予想していることが明らかになると、ドルが一段高となりました。また、債務上限交渉で進展があったとのマッカーシー下院議長の発言を好感し、リスク選好の円売りにも拍車がかかり、一時140.73円と昨年11月23日以来約半年ぶりの高値を付けて、140円台半ばで取引を終了しました。