動意薄の中、WTI原油は小幅続落
コモディティ市況コメント
2024.11.28
08:19:16
27日のWTI原油は小幅続落。取引中心限月である期近1月限の清算値は前営業日比0.05ドル安の68.72ドル。
28日の米感謝祭を前にして、全般に動意薄の中、米国取引時間帯にWTI原油期近1月限は68.18ドルまで一時値を崩した。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は184.4万バレル減、ガソリン在庫は331.4万バレル増、中間留分在庫は41.6万バレル増、認証在庫であるクッシング在庫は90.9万バレル減。石油全体で在庫が増加したことを嫌気し、NY石油製品の下落に追随する格好でWTI原油期近1月限も値を消している。
ただ、68ドル台を維持したこともあり、その後は米感謝祭前の利益確定の買い戻しが影響し、水準を切り上げている。
ウクライナ情勢や中東情勢は決め手不足として材料視されず。
28日のNY石油市場の取引は、時間短縮で実施され、29日の取引と合算される。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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