米感謝祭前のポジション調整の中、ＮＹ金は続伸
08:19:51
２７日のＮＹ金は続伸。取引中心限月である期近１２月限の清算値は前営業日比１８．６ドル高の２６３９．９ドル。
１０月の米個人消費支出（ＰＣＥ）が明らかにされた。デフレーターは前年比２．３％の伸びで、事前予想と一致。ただ、前月発表の２．１％の伸びを上回っている。コアデフレーターは前年比２．８％の伸びで、事前予想は２．８％の伸びで、前月発表は２．７％の伸びだった。
いずれも伸びが加速しており、ドル高要因となり、それまで買い戻しによる急伸をみせていたＮＹ金の戻りにブレーキがかかった。
ＮＹ金期近１２月限はこの発表前に２６５７．９ドルまで大きく上伸していたが、発表後には一時２６３４．５ドルまで、２０ドル以上の値崩れをみせた。その後は２６４０ドルを上値抵抗にした動きをみせつつ、２６３０ドル台は維持していた。
米感謝祭前にポジション調整高を演じたが、強気の米経済指標が相次いでおり、感謝祭明けの値崩れを警戒する向きもある。
ＮＹ銀は反落。取引中心限月である期近１２月限の清算値は前営業日比０．２９４ドル安の３０．１１１ドル。
２８日のＮＹ貴金属市場の取引は、時間短縮で実施され、２９日の取引と合算される。
（ＭＯＧマーケッツ 齋藤和彦）
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