デイリーコモディティ市況コメント

NY金は反発、強気の米経済指標を嫌気して一時急落も、押し目買われる

07:31:22

15日のNY金は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比12.7ドル高の2492.4ドル。
7月の米小売売上高が前月比プラス1.0%となり、事前予想のプラス0.3%を大きく上回った。米新規失業保険申請件数は0.7万件減の22.7万件で、事前予想の23.5万件を下回った。8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数はマイナス4.7で、事前予想のマイナス6.0を下回った。
こうした一連の米経済指標の強い内容から、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.25%になるとの見通しが一段と強まり、0.50%の利下げ幅を期待した向きの手じまい売りが拡大し、2500ドル台を回復していたNY金期近12月限は発表後、2469.2ドルまで急落。
ただ、中東リスクを警戒して押し目は買い場となり、その後、2500ドルには抵抗をみせつつ、2490ドル台まで回復している。
15日からカタールの首都ドーハで、停戦交渉が開始されたが、ハマスは参加しておらず。16日まで交渉は続く見通しながらイランによるイスラエルに対する大規模攻撃は避けられないとの見方が支配的である。すでにイスラム武装組織ヒズボラは攻撃を決定したようで、イスラエルの国防省はイランの石油タンカー18隻をおさえることを指示したとの情報も。
NY銀は急反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比1.079ドル高の28.418ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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