日米金利差の縮小観測から一時150.46円まで下落
【NY外為ドル円概況】27日のNY為替市場は、7－9月期の米国内総生産（GDP）改定値は市場予想通りの結果となったものの、
個人消費改定値やコアPCE価格指数改定値が予想外に下方修正され米長期金利低下に伴いドル売りが先行した。ただ、その後
発表の10月米個人消費支出（PCE）や個人所得が予想を上回ると買い戻しが入り、151.80円付近まで下げ渋る場面があった。
なお、米連邦準備理事会（FRB）が金融政策を判断するうえで重視しているPCE価格指数（デフレーター）や変動が激しい
食品とエネルギーを除くコアデフレーターは市場予想と一致した。もっとも、月末が近づく中、ロンドンフィキシングに絡
んだドル売りのフローが観測されると再び弱含んだ。また、7年債入札の好調な結果を受け米長期金利が低下幅を拡大したこ
とも相場の重しとなり、一時150.46円と10月21日以来の安値を更新し、151円台前半で取引を終了した。
27日 米国経済指標結果
第3四半期 実質GDP （改定値） 予想2.8％ 結果2.8％
前週分 新規失業保険申請件数 予想21.6万件 結果21.3万件
10月 耐久財受注（速報値） 予想0.4％ 結果0.2％
11月 シカゴ購買部協会景気指数 予想44.9 結果40.2
10月 PCEデフレータ（前年比） 予想2.3％ 結果2.3％
10月 PCEコアデフレータ（前年比） 予想2.8％ 結果2.8％
10月 中古住宅販売成約指数 予想-2.1％ 結果2.0％
27日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値153.105 高値153.250 安値150.450 終値151.140
ユーロドル 始値 1.0490 高値1.0585 安値 1.0477 終値 1.0567
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