デイリー為替市況コメント

米長期金利が高止まりとなりドル買いが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】12日のNY為替市場は、欧州株相場や日経平均先物の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが
先行。その後、米2月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化し、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ
観測が強まりドル売りが優勢となり、一時148.18円付近まで反落。しかし、関税が物価を押し上げるとの根強い観測に
長期金利が高止まりとなったため、149.19円と日通し高値を付けた。ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ト
ランプ大統領が自動車への関税発動を明確化したほか、欧州連合(EU)の報復関税に対応するとの発言を受けて、貿易
摩擦深刻化を警戒したリスク回避の動きに一時148.11円付近まで下押しした。もっとも、米長期金利の上昇に伴うドル
買いも出たため、下値は限定的なった。

なお、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は本日、すべての国からの鉄鋼・アルミニウム製品に25%の追加関
税を課した米国に対抗措置を取ると表明。これを受けて、トランプ米大統領はEUに対して報復するかとの記者団の質問に
「もちろん対応する」と答えた。

12日 米国経済指標結果
2月 消費者物価指数(前月比)  予想0.3% 結果0.2%
2月 消費者物価指数(前年比)  予想2.9% 結果2.8%

12日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値147.715 高値149.205 安値147.715 終値148.305
ユーロドル  始値 1.0915 高値1.0927  安値 1.0876 終値 1.0890


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