貿易摩擦への警戒感が重荷となりNYダウは3日続落
12日のNY株式市場は、注目された米2月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまったことで先行きの利下げ
期待が支援となった。しかし、トランプ政権は12日にすべての国からの鉄鋼・アルミニウム製品への25%の追加関税を発
動し、欧州連合(EU)やカナダが報復措置を発表したことが、引き続き相場の重荷となった。ダウ平均は上昇してスター
ト後、423ドル安まで反落し、その後再びプラス圏を回復したものの、82.55ドル安(-0.20%)と3日続落して終了。一方、
S&P500は0.47%安まで下落後、0.49%高と3日ぶりに反発して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.22%高と3日
ぶりの大幅反発となった。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の26.92ポイントから24.23ポイントに低下した。
寄り前に発表された2月CPIは前月比+0.2%と1月分の+0.5%から伸びが鈍化し、市場予想の+0.3%も下回った。前年比でも
+2.8%と、1月分の+3.0%や予想の+2.9%を下回る伸びとなった。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIも前月比
+0.2%、前年比+3.1%とともに1月から伸びが鈍化し、予想も下回った。CPIの鈍化を受けて米10年債利回りは前日の4.288
%から一時4.251%まで低下(価格は上昇)したが、その後はトランプ関税によるインフレ上昇懸念から売りが優勢となり
4.318%で終了した。
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