関税政策の不透明感からNYダウは2日続落
11日のNY株式市場は、カナダによる国内電力価格引き上げに対抗しトランプ大統領がカナダ産鉄鋼とアルミニウム関税
引き上げを警告し、貿易摩擦拡大懸念に相場は大幅続落となった。その後、米国とカナダが関税や米国への電力を巡り合
意したため、摩擦悪化懸念が緩和されたとの見方から下げ幅を縮めた。ただ、デルタ航空が需要の弱さを理由に業績見通
しを下方修正したことから、旅行関連株が下落したことも重しとなった。ダウ平均は一時736ドル安まで下落し、478.23ド
ル安(-1.14%)で終了。S&P500は一時0.39%高まで上昇する場面もあったが、0.76%安で終了し、ハイテク株主体のナス
ダック総合も1.25%高まで上昇後、0.18%安で終了。主要3指数がそろって2日続落した。投資家の不安心理を示すVIX指数
は前日の27.86ポイントから一時29.57ポイントまで上昇後、26.92ポイントで終了した。
米国とウクライナの両政府がロシアによるウクライナ侵略を巡り、米国が提示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れ
たと発表した。ロシアの対応が見通せないものの停戦への期待感が追い風となり、ナスダックやS&P500は一時、前日比で上
昇に転じる場面があった。ただ、トランプ政権下で米経済の先行き不透明感が高まっている。投資家の不安は拭いきれず、
主要株価指数は全て下落した。
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