米中対立の緩和期待で主要3指数はそろって最高値を更新
27日のNY株式市場は、ベッセント米財務長官は米メディアとのインタビューで週内に予定している米中首脳会談に向けて
「(合意の)枠組みができた」と表明した。中国側がレアアース(希土類)の輸出規制を1年延期するかわりに、米国が100
%の対中関税発動を見送る方針も示した。これを受け、市場では米中対立が柔らぐとの期待が急速に広がった。また、今週
発表されるアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタのマグニフィセント・セブンの決算発表への期待
も相場の支援となった。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時357ドル高まで上昇し、337.47ドル高(+0.71%)で終了。
S&P500も1.23%高とほぼ一日の高値で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.96%高まで上昇後、1.86%高で終了。
主要3指数はそろって3営業日続伸し、先週金曜日に続いてザラ場ベースと終値ベースの史上最高値を更新した。なお、投資
家の不安心理を示すVIX指数は先週末の16.37ポイントから15.79ポイントに低下した。
前週末発表の9月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、インフレ懸念がやや薄らいだことも相場を下支え
した。米連邦準備理事会(FRB)が28〜29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めるとの期待も高まってい
る。米金利先物の値動きから市場が織り込む政策金利を予想する「フェドウオッチ」によると、FRBが29日に0.25%の利下げ
を実施する確率は97.8%にまで高まっている。
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