短期国債の購入決定を好感しNYダウは史上最高値を更新
11日のNY株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)は9、10両日に開いた金融政策会合で、短期金融市場の逼迫(ひっぱく)
を和らげるため、短期債を毎月買い入れることを決めた。まずは12日から400億ドル(約6兆2000億円)分を購入。資金供給の
規模が想定よりも大きく流動性が高まるとの期待感から、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースといった金融株な
ど幅広い銘柄が買われた。一方、AI関連投資計画を上昇修正したオラクルが10.83%安と急落したことでAI関連株が幅広く下落
した。ダウ平均は646.26ドル高(+1.34%)と大幅に2日続伸。1カ月ぶりにザラ場ベースと終値ベースの史上最高値を更新した。
S&P500も2日続伸し、10月28日以来、約1カ月半ぶりに終値ベースの最高値を更新した。一方、ハイテク株主体のナスダック総
合は一時1.46%安まで下落後、0.25%安と3日ぶりに反落して終了した。
米連邦準備理事会(FRB)は10日、年内最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続となる0.25%の利下げを決定した。
パウエルFRB議長は記者会見で今後の政策判断について経済指標を見極める姿勢を示したほか、利上げが念頭にないことに言及
した。足元で労働市場の減速に対する警戒感も高まっていることから、26年も利下げが継続するとの観測が広がっている。市場
では「(パウエル氏の)タカ派要素が薄い発言は年末にかけて株価を押しあげる材料となる」との見方が広がった。
ダウ平均採用銘柄はアナリストが投資判断を引き上げたビザが6.11%高となったほか、ナイキ、ユナイテッドヘルス、アメリカン
・エキスプレス、ウォルト・ディズニー、ウォルマートが2%超上昇した。一方、コカ・コーラ、エヌビディア、シスコ・システ
ムズが1%超下落した。
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