原油先物価格の下落が支えとなりNYダウは最高値を更新
27日のNY株式市場は、ロイター通信は27日、イラン国営テレビによる米国との紛争終結に向けた覚書草案を入手したとの
報道を伝えた。草案はイランが1カ月以内にホルムズ海峡の商業航行を紛争前の水準に戻し、米国はイラン周辺から軍を撤
収し、海上封鎖を解除する内容という。この報道を受け、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は下落。米
国産標準油種WTIは一時1バレル=80ドル台後半まで売られ、投資家心理が改善して株式市場では買いが優勢となった。一
方、前日に急騰した半導体などのハイテク株には利益確定売りが出て上昇の勢いが鈍化した。ダウ平均は前日比182.60ドル
高(+0.36%)の50,644.28ドルと反発し、ザラ場ベースと終値ベースの史上最高値を更新した。ナスダック総合も0.07%高
と小幅に5営業日続伸。前日に続いて終値ベースの最高値を更新した。
ホルムズ海峡の航行正常化への期待を背景に、米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期
近7月物は一時1バレル87ドル台と期近物として約1カ月ぶりの安値を付けた。原油先物相場が下落し、個人消費を支えると
の観測につながった。このところ上昇が目立っていた半導体関連から、景気敏感株やディフェンシブ株に資金が向かった。
ダウ平均採用銘柄ではホーム・デポやアマゾン、ボーイングが2%超上昇したほか、プロクター・アンド・ギャンブルやユナ
イテッドヘルスも堅調に推移して指数を押し上げた。一方、JPモルガン・チェース(JPM)は下落。ダイモン最高経営責任者
(CEO)が、同行が今後数年間で最大200億ドルを企業買収に費やす可能性があると述べた。
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