デイリー為替市況コメント

停戦延長を巡る思惑が交錯し159円台前半で小動き

【NY外為ドル円概況】29日のNY為替市場でドル円は、米当局者は28日、米イランの60日間の停戦延長などを盛り込んだ
覚書を巡り、双方の交渉担当者が「暫定合意」に達したと明らかにした。トランプ米大統領の承認を待っている状態だと
説明する一方、イラン側は覚書の草案は「確定していない」との認識を示した。交渉の行方が注視される中、NY市場序盤
は159円台前半を中心に狭いレンジ内を推移した。その後も、米イラン和平協議の行方に注目が集まる中、大きな方向感
は出ず、終日狭いレンジでの取引が続いた。

なお、トランプ米大統領はイランとの戦闘終結に向けた交渉を巡り、最終決定をするためにホワイトハウスのシチュエー
ションルームで会合を開いた。ただ、協議内容を知る米政府高官によると、「トランプ氏は約2時間にわたる会合を行っ
たが、イランとの覚書に関する最終決定には至らなかった」という。

ロイター通信によると、イランのファルス通信は関係筋の話として、トランプ氏によるイランとの合意の可能性に関する
発言を否定するなど、不透明感も依然としてくすぶっていた。市場は、交渉の進展を巡る新たな情報待ちの状態となり、
取引後半も積極的な商いは手控えられた。


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