連日の為替介入観測で円買いが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】31日のNY為替市場でドル円は、欧州市場序盤に一時158.55円まで急落した反動でNY市場序盤に一時
160.54円付近まで下げ渋ったものの、前日と同様に米東部時間午前9時半(日本時間午後10時半)すぎから大規模な円買い・
ドル売り注文が観測されると一転下落した。米当局者は31日、時事通信の取材に対し、財務省が円相場に介入する可能性を
市中銀行に伝えたと明らかにした。ロイター通信も31日、関係者の話として、米財務省がニューヨーク連銀を通じて複数の
銀行に対し、31日に円相場に介入する可能性があるとして、「今後の措置に備える」よう通知したとの報道も相場の重しと
なった。NY市場中盤や取引終盤にもまとまった規模の円買い・ドル売り注文が入り、取引終了間際に一時157.28円と5月12
日以来約2カ月半ぶりの安値を更新した。
ベッセント米財務長官は31日朝にX(旧ツイッター)の投稿で、「我々は(日本当局と)引き続き強固な関係と緊密な連携を
維持する」と述べた。30日には「円は極めて割安にみえる」との見方も示していた。
日銀は30〜31日に開いた金融政策決定会合で政策金利を据え置いた。植田和男総裁は記者会見で物価上昇への警戒感を示した。
30日は会合前に日本当局による円買い介入があったとの観測があり、市場にとってサプライズだったとの見方もあった。
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