デイリー株価指数コメント

原油高や米長期金利上昇が重しとなりNYダウは続落

株価指数 2026.09.9

8日のNY株式市場は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設を攻撃したと伝わり、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は6営業日続伸。
米国産標準油種WTIの終値は1.7%高の1バレル=93.03ドルと、約3カ月ぶりの高値で取引を終えた。
投資家心理が悪化し、幅広い銘柄が売られた。
また、カナダによる報復関税の発効に伴う米加貿易摩擦の再燃や、今週後半に控える8月物価指標の発表を前に米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ警戒感が強まったことも株式市場の重荷となった。
ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、628.18ドル安(-1.18%)で終了。
ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に上昇してスタートしたものの、0.32%安で終了した。

イエメンの親イラン武装組織フーシは8日、サウジアラビアの空軍基地やエネルギー施設を攻撃したとロイター通信が報じた。
サウジが報復する考えだとも伝わった。
米東部時間8日午後には、イランの石油輸出拠点のカーグ島近くで爆発音が聞こえたと報じられた。
中東からのエネルギー供給の混乱が一段と長期化するとの懸念から、8日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近10月物が上昇した。
一時は1バレル94.73ドルと、期近物としては3カ月ぶりの高値を付けた。

米国とカナダの貿易対立も投資家心理の重荷となった。カナダは8日に米国が課した対カナダ関税への報復関税を発動した。
これに先立って7日には、トランプ米大統領がカナダの航空機大手、ボンバルディア製品の米国での販売を認めないなどと自身のSNSに投稿していた。
対立が米経済や物価に影響するとの懸念が広がった。

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