予想を上回る米PPIを受けてドル買いが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】10日のNY為替市場でドル円は、10日発表された8月の米卸売物価指数(PPI)は、航空運賃など一部項目が市場の想定を上回る内容となり、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が来週16日の政策決定で利上げを行うとの観測が強まった。
また、中東の混乱が長期化するとの見方から原油先物相場が急伸し、米長期金利の上昇とともにドル買いが進み、一時154.67円まで本日高値を更新。
その後はいったん153.85円付近まで調整売りに押される場面もあったが、米10年債利回りが2023年10月以来の高水準となる4.96%台まで上昇するなか、再び154.50円台まで買い戻された。
なお、米財務省がこの日実施した長期国債の買い戻しでは購入額が51.9億ドルとなり、事前に示していた上限の60億ドルに届かなかった。
増額後初となるオペの結果が伝わると、米国債は売りで反応した(金利は上昇)。
10日朝発表の8月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比5.4%上昇と7月(4.8%)から伸びが加速し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(5.3%)も上回った。
11日には8月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。
エネルギー価格の上昇を背景にCPIも押し上げられる可能性が意識された。
10日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近10月物が一時1バレル104ドル台と期近物として5月以来の高値を付けた。
中東情勢の悪化によるエネルギー価格の先高観が意識された。
エネルギーを輸入に頼る日本の貿易収支が悪化するとの懸念につながった。
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