デイリー株価指数コメント

消費関連や景気敏感株への買いが広がりNYダウは3日ぶりに反発

株価指数 2026.10.16

15日のNY株式市場は、ハイテク企業による巨額の人工知能(AI)関連投資への懸念がくすぶる中、投資家がハイテク株から割安感のある銘柄へ資金を移すローテーションが広がった。
米9月卸売物価指数(PPI)の上昇を受けてインフレ高止まりや米連邦準備理事会(FRB)による引き締め警戒は残ったものの、米10年債利回りの低下やハイテク以外の幅広いセクターへの買いが相場を後押しした。
ダウ平均は上昇してスタートすると、一時628ドル高まで上げ幅を拡げ、556.21ドル高(+1.08%)で終了し、3日ぶりに反発した。
ナスダック総合は一時1.44%安まで下落したものの、0.08%高と持ち直して着地した。

朝方発表された9月の米卸売物価指数(PPI)は前月比1.3%上昇、前年同月比で6.3%上昇し、前月から伸びが拡大。
9月の米小売売上高は前月比0.8%増(予想0.3%増)となった。
前日の米消費者物価指数(CPI)に続き、インフレの根強さを示す内容だった。

15日の米債券市場で長期金利の指標となる10年債利回りが一時、前日比0.16%低い5.03%を付けた。
AI投資を巡る不透明感を背景に、相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入った。
金利上昇が消費や投資の冷え込みにつながるとの懸念が後退し、消費関連や景気敏感株への買いが広がった。

AI新興のアンソロピックは投資家に対して2026年7〜9月期の売上高が4〜6月期に比べ5割近く増えたと明らかにしたと複数のメディアが14日に報じた。
前の四半期に比べた増収率が鈍化し、想定ほどAIの収益化が進まない可能性が意識された。

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