デイリー株価指数コメント

政治的不透明感が払しょくしNYダウは大幅反発

株価指数 2026.11.5

4日のNY株式市場は、中間選挙で民主党は上下両院の多数派を奪還。
トランプ大統領が敗北を認めて民主党と協調していく姿勢を示し、政治的な混乱への警戒感が後退した。
さらに、民主党が大差をつけて勝利したため、党内で急進左派の声が強まるリスクが低下したことも安心感につながり、幅広い銘柄が買われた。
米・イラン戦争終結に向けた交渉進展への期待から原油先物価格が8%超急落し、インフレ懸念が和らいだことも相場の支援となった。
一方で、データセンター規制強化への警戒感などから一部の半導体・AI関連銘柄には売りが強まった。
ダウ平均は大幅に上昇してスタートすると、1705ドル高まで上げ幅を拡大し、1569.40ドル高(+3.03%)と大幅反発して終了。上昇率は2025年4月以来の大きさとなった。
ナスダック総合も終日プラス圏で推移し、1.44%高で終了した。

原油価格の急落も投資家心理の改善につながった。
米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は一時1バレル87ドル台前半をつけ、前日の終値(96.09ドル)を大幅に下回った。
トランプ米大統領がイランへの再攻撃に消極的な姿勢を示しており、中東情勢が一段と悪化するとの警戒が和らいだ。

データセンターの建設計画が多い南部テキサス州の知事選では、ジーナ・ヒノホサ氏が共和現職のグレッグ・アボット氏を破った。
ヒノホサ氏はアボット氏よりデータセンター建設の抑制に積極的とみられている。
複数の州知事選でデータセンター建設の是非が争点となっていた。
民主党の躍進で建設計画の遅れにつながるとの観測から、半導体など人工知能(AI)関連銘柄の一角に売りが膨らんだ。

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