労働市場の減速懸念に一時143.71円まで下落
【NY外為ドル円概況】4日のNY為替市場は、市場の注目が集まっていた7月JOLT求人件数は6月から予想以上に
減少し21年1月来で最低となったうえ、前月の数値が下方修正されたことが分かると、米金融当局による大幅利下
げ観測が高まった。さらに、連邦準備制度理事会（FRB）が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも緩
やかな景気減速の兆候が示され、取引終了間際に一時143.71円まで下落し、143円台後半で取引を終了した。市場
では「今月の米連邦公開市場委員会（FOMC）で0.50％の利下げに踏み切るハードルを下げるものだった」との声
が聞かれた。なお、米長期金利の指標となる10年債利回りは一時3.7515％前後まで低下した。
4日 米国経済指標結果
7月 製造業新規受注 予想4.6％ 結果5.0％
7月 耐久財受注 予想9.9％ 結果9.8％
7月 JOLT求人件数 予想812.0万人 結果767.3万人
4日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値145.480 高値145.570 安値143.705 終値143.735
ユーロドル 始値 1.1045 高値1.1090 安値 1.1040 終値 1.1080
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