シカゴ連銀総裁のハト派発言でドル売りが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】23日のNY為替市場は、欧州のPMIが悪化したことを受けてユーロ円が下落するとドル円も
つれ安となり、一時143.17円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。その後、カシュカリ
米ミネアポリス連銀総裁が「今後の利下げは小幅なステップを見込む」と述べたことや、ボスティック米アトラン
タ連銀総裁が「今回の会合での0.50％利下げは将来の利下げのペースを確定させるものではない」と発言したこと
や、米8月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のプラスに改善したほか、9月サービス業PMI速報値が予想を上回り長
期金利上昇に伴いドル買いが優勢となり、一時144.34円付近まで値を上げた。ただ、グールズビー米シカゴ連銀総
裁が「今後1年でさらに多くの利下げを予想」「金利は大幅に低下する必要がある」と話したことが重しとなり一時
143.26円付近まで下押しし、143円台半ばで取引を終了した。
23日 米国経済指標結果
9月 製造業PMI（速報値） 予想48.4 結果47.0
9月 サービス業PMI（速報値） 予想55.1 結果55.4
23日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値143.820 高値144.465 安値143.155 終値143.620
ユーロドル 始値 1.1163 高値1.1166 安値 1.1085 終値 1.1113
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