米長期金利が上昇しややドル買い優勢の展開
【NY外為ドル円概況】30日のNY為替市場は、欧州時間に米10年債利回りが4.25%付近から4.21%台に低下し、一時
152.78円まで下落したものの、昨日安値の152.76円がサポートとして意識されると反発。その後、米10月ADP雇用統計
が23.3万人増と市場予想(11.4万人増)より強い結果となり、米長期金利が上昇するにつれて日通し高値となる153.49
円まで切り返した。しかし、米7-9月期国内総生産(GDP)速報値が前期から予想以上に減速したためドル売りに転じた。
また、10年債利回りが4.19%台まで低下した場面では152.87円付近まで下押ししたが、利回りが4.30%台まで一転上昇す
ると153.43円付近まで切り返すなど、米金利の動向に振らされる展開となり、153円台半ばで取引を終了した。
30日 米国経済指標結果
10月 ADP雇用者数 予想11.0万人 結果23.3万人
第3四半期 実質GDP(速報値) 予想3.0% 結果2.8%
第3四半期 GDPデフレータ(速報値) 予想2.1% 結果1.8%
第3四半期 PCEコアデフレータ(速報値) 予想2.1% 結果2.2%
第3四半期 個人消費(速報値) 予想3.2% 結果3.7%
30日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値153.365 高値153.575 安値152.770 終値153.400
ユーロドル 始値 1.0815 高値1.0870 安値 1.0810 終値 1.0857
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