次期財務長官指名を好感しNYダウは連日で最高値を更新
25日のNY株式市場は、トランプ次期大統領が次期財務長官にヘッジファンド・マネージャーのスコット・ベッセント氏を指名したことが好感された。ベッセント氏は減税や規制緩和といった経済成長を重視する姿勢を示す。一方、英フィナンシャル・タイムズの取材に関税引き上げ政策は貿易相手国との交渉次第で緩められるとの見方を示しており、同氏の財務長官就任は株式市場の追い風になると受け止められた。ダウ平均は一時519ドル高まで上昇し、440.06ドル高(+0.99%)と4営業日続伸して終了。10営業日ぶりにザラ場ベースの史上最高値を更新し、終値ベースでも最高値を更新した。S&P500も一時0.86%高まで上昇し、ザラ場ベースの史上最高値を更新。0.30%高で終了し、6営業日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合も0.27%高と3営業日続伸。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の15.24ポイントから14.6ポイントに低下した。
ヘッジファンドの創業者でもあるベッセント氏は「イングランド銀行を打ち負かした男」とも称されるジョージ・ソロス氏の右腕としても知られる。株式市場に配慮した政策運営を進めるとの期待も投資家の安心感を誘った。また、ベッセント氏の起用で財政規律の過度な悪化は避けられるとの見方から、米債券市場では長期金利が4.26%台を付ける場面があった。
ボーイング、ユナイテッドヘルス、アマゾン・ドットコムが上昇。一方、ウォルマート、エヌビディアは下落。
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