デイリー為替市況コメント

ポジション調整目的の円買いがやや優勢の展開

【NY外為ドル円概況】3日のNY為替市場は、12月ISM製造業景況指数が予想外に11月から上昇する強い結果となった
ことから、米長期金利が上昇すると円売り・ドル買いが先行し一時157.49円付近まで上げたものの、アジア時間に付
けた日通し高値157.57円がレジスタンスとして意識されると失速した。その後、欧州通貨高でドルの上値が限定的と
なったほか、米下院議長選を巡り最終的には共和党のジョンソン議長が再選されたが、一部議員が最初反対票に投じ
るなど混乱が警戒されたことで円買いが強まり、一時156.88円と日通し安値を更新した。ただ、ドル売りはあくまで
ポジション調整の域を出ず長続きしなかった。引けにかけては157.38円付近まで持ち直し、157円台前半で取引を終
了した。

なお、リッチモンド連邦準備銀行のバーキン総裁は3日、米東部メリーランド州リンシカムハイツで講演後、一部記者
団に対し、景気の先行きについては「基本シナリオではポジティブだ」と語った。一方で、トランプ次期米政権の政策
が「成長に関しては、下振れより上振れをもたらす」と予想したが相場への影響は限定的だった。

3日 米国経済指標結果
12月 ISM製造業景気指数  予想48.2 結果49.3

3日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値157.480 高値157.570 安値156.890 終値157.340
ユーロドル  始値 1.0265 高値1.0307  安値 1.0264 終値 1.0303


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