米JOLT求人件数が予想を下回りドル売りが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】4日のNY為替市場は、東京市場午後に米国による対中関税が予定通り発効された。155円台前半から
一時154.80台まで急落も、欧州市場では一時155.52円まで上昇する場面もあったが、前日の高値155.89円がレジスタンスと
して意識されると上値が重くなった。NY市場に入ると、12月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や12月米製造業新規受注が
予想より弱い内容となったことが分かり、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが活発化。一時154.17円と日通し安値を
更新した。売り一巡後も、FRBによる年内の利下げ継続見通しに戻りは限定的となり、154円台前半で取引を終了した。
なお、日本銀行の植田総裁は2月4日に衆院予算委員会に出席し、議員からの質問に対して「現在はデフレでなくインフレの
状態にあるという認識に変わりはない」と答弁した。一方、石破首相は「デフレは脱却できていない。今をインフレと決め
つけることはしない」と説明した。市場参加者の多くは物価が持続的に下落する可能性は低いと考えている。デフレ脱却の
判断について石破首相と植田日銀総裁は一致していないものの、利上げを慎重に進めるとの認識を政府と日銀は共有してい
るとみられる。
4日 米国経済指標結果
12月 JOLT求人件数 予想800.0万人 結果760.0万人
12月 製造業新規受注(前月比) 予想-0.6% 結果-0.9%
12月 耐久財受注(前月比) 予想-2.2% 結果-2.2%
4日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値154.820 高値155.505 安値154.170 終値154.325
ユーロドル 始値 1.0342 高値1.0386 安値 1.0279 終値 1.0379
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