パウエル議長の議会証言を受けてドル買いが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】11日のNY為替市場は、米長期金利の指標となる10年債利回りが4.54%台まで上昇するとドル買い・円売りが先行。前日の高値152.54円を上抜けて一時152.61円まで値を上げた。ただ、200日移動平均線がレジスタンスとして意識されると上昇は一服し、152円台半ばでのもみ合いに転じた。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米上院銀行委員会で「政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」「米経済は総じて好調」などと話し、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の定例記者会見とほぼ同じ見解を示した。トランプ米政権の関税政策については「貿易政策についてコメントすることはFRBの役割ではない」として言及を避けた。市場では「パウエル議長の議会証言前にドル買いが一定程度進んでいたため、ドル売りが優勢となった」との声も聞かれた。
トランプ大統領は10日、米国が輸入するすべての鉄鋼・アルミニウム製品に対して25%の関税を課す大統領令に署名した。欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は11日、「断固とした適切な対抗措置」を取るとして報復関税を示唆しており、貿易摩擦激化へ発展する可能性が警戒されている。
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