デイリー為替市況コメント

強い米雇用統計やパウエル議長のタカ派発言でドル買いが優勢

【NY外為ドル円概況】4日のNY為替市場は、トランプ米政権の「相互関税」に伴う世界経済の先行き不透明感が高まる中、
中国が対抗措置を発表。報復の連鎖が世界経済の悪化につながるとの警戒から、リスク回避の円買いが優勢となった。また、
米10年債利回りが3.8564%前後と昨年10月以来の低水準を記録したことも相場の重しとなり、一時144.56円と昨年10月2日
以来約半年ぶりの安値を付けた。その後、米労働省が発表した3月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが鈍化予想に反し
拡大する良好な結果となったほか、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がトランプ政権の関税により今後数四半期イ
ンフレが上昇する可能性に言及。政策修正を急がない姿勢を再表明したため、年内の大幅利下げ観測が後退しドルの買戻しに
拍車がかかり、一時147.43円と日通し高値を付けた。買い一巡後も、下押しの動きは限定的となり146円台後半で取引を終了
した。

4日 米国経済指標結果
3月 非農業部門雇用者数(前月比)  予想13.5万人 結果22.8万人
3月 失業率  予想4.1% 結果4.2%
3月 平均時給(前年比)  予想4.0% 結果3.8%

4日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値145.970 高値147.450 安値144.540 終値146.840
ユーロドル  始値 1.1049 高値1.1106  安値 1.0925 終値 1.0943


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