通商を巡る懸念が緩和しドル買いが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】29日のNY為替市場でドル円は、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで上昇すると
円売り・ドル買いが先行。また、関税を巡る米政権の貿易交渉が進展しているとの観測が広がり、一時142.76円と日通し高
値を更新した。その後、3月米卸売在庫や2月米ケース・シラー住宅価格指数、3月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、4月
米消費者信頼感指数など、この日発表の経済指標が軒並み予想を下回ると円買い・ドル売りが優勢となり、一時141.97円ま
で値を下げた。その後、ラトニック商務長官がインタビューで、承認待ちの貿易協定があることを明らかにすると通商を巡
る懸念が緩和し、米国株相場が底堅く推移したことも相場を下支えした。
なお、ラトニック米商務長官は米CNBCの番組で貿易交渉について「一つの合意が成立した」と述べた。具体名を明かさな
かったが「相手国の首相と議会の承認を待つ必要があり、それは間もなくだろう」と語った。トランプ米大統領も同日に
「インドと合意できると思う」と述べたと伝わった。
29日 米国経済指標結果
3月 卸売在庫(速報値) 予想0.6% 結果0.5%
2月 S&Pケースシラー住宅価格 予想N/A 結果4.5%
3月 JOLT求人件数 予想752.0万人 結果719.2万人
4月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 予想87.5 結果86.0
29日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値142.055 高値142.770 安値141.960 終値142.345
ユーロドル 始値 1.1423 高値1.1423 安値 1.1372 終値 1.1388
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