デイリー株価指数コメント

ヘルスケア関連株の反発を好感しNYダウは2日続伸

株価指数 2025.05.19

16日のNY株式市場は、住宅着工件数が予想を下回ったことや、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想以上に悪化し、過去2番目の低水準となったほか、同時に発表された1年先期待インフレ率速報値が7.3%と前月分の6.5%から上昇したことで、インフレ懸念や個人消費悪化懸念を強めたものの、先週末に米中が関税を90日間停止することで合意したことから、貿易摩擦問題への楽観が続いたほか、足もとで大きく売られたユナイテッドヘルスが幹部による自社株購入の報道で大きく反発したことが相場の支援材料となった。ダウ平均は朝方に90ドル安まで下落後、取引終盤に340ドル高まで上昇し、331.99ドル高(+0.78%)と2日続伸して終了。S&P500も一時小幅にマイナス圏に沈んだが0.70%高とほぼ高値引けとなり、5日続伸して終了。前日に7営業日ぶりに反落したナスダック総合も0.52%高と反発した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の17.83ポイントから17.24ポイントに低下した。

週初には米中が互いの関税を引き下げることで合意したと発表。前週には米国と英国が貿易協定を結ぶことで合意した。関税交渉が進展し、世界経済が悪化するとの見方が後退したのも引き続き米株相場を支えた。16日にはトランプ米大統領が貿易相手に「今後2〜3週間で関税率を伝える」との考えを示した。具体的な税率に言及しなかったものの、悪材料視する動きは限られた。


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