米20年債入札を受けてリスク回避の円買いが優勢
【NY外為ドル円概況】21日のNY為替市場でドル円は、欧州中央銀行(ECB)が21日発表の金融安定報告で、トランプ米大統領の
関税政策を受けて、米国資産のリスクに対する投資家の懸念が強まり、世界の金融システムにさらなる衝撃を与える可能性があると
指摘したことから、円買い・ドル売りが先行した。その後、米財務省が実施した20年債入札が「低調」と受け止められると米国債が
下落し、利回りが上昇したことに反応。米株式市場でダウ平均が一時800ドル超急落したことで、リスク回避の円高もそれに加わり、
一時143.29円と7日以来の安値を更新した。なお、加藤勝信財務相は21日、カナダ西部のバンフでベッセント米財務長官と会談した。
また、赤沢経済財政・再生相は23日に訪米し、3回目の日米関税交渉に臨む予定となっている。
トランプ減税の恒久化を含めた大型減税が財政悪化につながるとの警戒感が根強い。メディケイドと呼ばれる低所得層向けの公的医
療保険の削減や州税・地方税の控除拡大などを巡って、26日までに下院での可決を目指しているが先行きは見通せないことから、米
30年債利回りは一時2023年10月以来となる5.09%台まで上昇した。
21日 米国経済指標結果
注目度の高い経済指標の発表はありませんでした。
21日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値144.490 高値144.500 安値143.275 終値143.700
ユーロドル 始値 1.1283 高値1.1361 安値 1.1279 終値 1.1327
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