FRBの早期利下げ観測を背景にドル売りが優勢
【NY外為ドル円概況】30日のNY為替市場でドル円は、トランプ米大統領が日本との通商協議について自動車に関して不満を
表明したことから、欧州時間序盤に一時143.78円まで下落した反動が出て、NY市場に入ると下げ渋った。その後、カナダが
トランプ米大統領の批判していたデジタルサービス税(DST)を撤回し、貿易交渉を再開することで米国と合意したことから
ドル買いが優勢となり、144.51円付近まで下値を切り上げる場面があった。ただ、買い一巡後は、米6月シカゴ購買部協会景
気指数(PMI)や6月ダラス連銀製造業活動が予想を下回ったほか、トランプ大統領が早期に連邦準備制度理事会(FRB)議
長を指名するとの思惑に早期利下げを織り込み金利低下に伴うドル売りが優勢となり、144円台前半で取引を終了した。
なお、ベッセント米財務長官は「今後数週間から数カ月かけて、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の後任について検討」
「新FRB議長職を新人理事が兼任する可能性を考えた」と述べたほか、レビット米ホワイトハウス報道官は「トランプ米大統領
はパウエルFRB議長に遅すぎる。大幅に利下げすべきと伝えた」と明らかにした。
30日 米国経済指標結果
6月 シカゴ購買部協会景気指数 予想42.5 結果40.4
30日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値144.590 高値144.770 安値143.785 終値144.000
ユーロドル 始値 1.1729 高値1.1784 安値 1.1708 終値 1.1784
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