デイリー株価指数コメント

米労働市場の軟化や企業決算を嫌気しNYダウは続落

株価指数 2025.07.30

29日のNY株式市場は、マイクロソフト、アップル、アマゾンなどの決算発表や30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の
結果公表を控え様子見姿勢が強まる中、ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)などの冴えない決算が重し
となった。また、6月の米雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が743万7000件だった。5月からは27万5000
件減った。米労働市場が穏やかに軟化しているとの受け止めが広がったことも売り圧力となり軟調に推移した。ダウ平均は
前日終値を挟んでもみ合ったが、終盤に268ドル安まで下落し、204.57ドル安(-0.46%)と2日続落して終了。S&P500は上
昇してスタート後、0.30%安で終了し、7営業日ぶりに反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.59%高まで上昇
後、0.38%安と5営業日ぶりに反落して終了した。

米連邦準備理事会(FRB)は30日午後、FOMCの結果を公表する。政策金利を据え置く公算が大きい。市場では、パウエル議
長が記者会見で経済や政策運営についてどのような発言をするのかに注目が集まる。同日にはマイクロソフトとメタプラット
フォームズが決算を発表する。重要イベントを前に持ち高を調整する動きが出やすかった。

決算発表銘柄は、売上高が予想を上回ったが、利益が予想を下回ったユナイテッドヘルスが7.46%安となり、ボーイングは航
空機の納入が2018年以降で最多を記録し、決算が予想を上回ったが株価は4.37%下落。2銘柄でダウ平均を約193ドル押し下
げた。


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