デイリー為替市況コメント

9月利下げ観測後退で一時149.54円まで上昇

【NY外為ドル円概況】30日のNY為替市場でドル円は、7月ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が予想を
上回ったことからドル買いが優勢となり、一時149.13円まで値を上げた。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル
米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見の内容を見極めたいとして値動きが鈍った。米連邦準備理事会(FRB)は30日午後
にFOMCの結果を公表し、政策金利を据え置いた。声明では米経済に対する認識を下方修正した。また、ボウマンFRB副議長
とウォラーFRB理事が0.25%の利下げを主張し、決定に反対票を投じたことが明らかになり、148.53円付近まで上値を切り下
げる場面があった。ただ、ドル売りでの反応は一時的だった。パウエル議長は記者会見で、インフレが目標である2%をわずか
に上回っており、労働市場も底堅いことから「金融政策がいくらか制限的であるべきだ」との見方を示した。市場では次回9月
会合での利下げ観測があるなか、「9月については何も決めていない」と語り、今後のデータを見極める姿勢を強調したことか
ら、米長期金利の上昇とともにドル買いが広がった。取引終了間際には一時149.54円と4月2日以来の高値を更新した。

30日 米国経済指標結果
7月 ADP雇用者数(前月比)  予想7.9万人 結果10.4万人
第2四半期 実質GDP(速報値)  予想2.4% 結果3.0%
6月 中古住宅販売成約指数(前月比)  予想0.1% 結果-0.8%
7月 FOMC政策金利  予想4.5% 結果4.5%

30日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値148.530 高値149.540 安値147.795 終値149.515
ユーロドル  始値 1.1549 高値1.1570  安値 1.1405 終値 1.1409


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