デイリー為替市況コメント

サービス業PMIの大幅改善を好感し一時154.48円まで上昇

【NY外為ドル円概況】16日のNY為替市場は、18-19日の日銀金融政策決定会合を前に「日銀は追加利上げを見送る」との
観測が高まる中、円売り・ドル買いが出やすい地合いとなった。その後、12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数の大幅
な鈍化を受けていったんドル売りになった。しかし、米サービス部門PMI速報値は予想を上回り、3年2カ月ぶりの高水準を
記録。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.4106%前後と11月22日以来の高水準を付けたことも相場の支援材料とな
り、一時154.48円と11月26日以来の高値を更新した。買い一巡後も、日米金融政策の方向性の違いも意識され、154円台前
半で取引を終了した。

米連邦準備理事会(FRB)は17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めるとの公算が大きい。
一方、併せて公表する政策金利見通し(ドットチャート)では、2025年の利下げ回数が前回9月公表分と比べて少なくなる
との見方がある。次回1月会合では据え置く可能性もあり、米債券市場で長期金利が一時3週間ぶりの高水準を付けた。

16日 米国経済指標結果
12月 ニューヨーク連銀製造業景気指数  予想5.8 結果0.2
12月 製造業PMI(速報値)  予想49.6 結果48.3
12月 非製造業PMI(速報値)  予想55.9 結果58.5

16日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値153.660 高値154.495 安値153.335 終値154.145
ユーロドル  始値 1.0487 高値1.0523  安値 1.0474 終値 1.0510


免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。