デイリー為替市況コメント

パウエル議長のタカ派発言で一時156.42円まで上昇

【NY外為ドル円概況】14日のNY為替市場は、10月米卸売物価指数(PPI)が総合・コアともに前年比で予想を上回ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも強い内容となったことでドル買いが先行。一時156.19円付近まで値を上げた。ただ、156円台では利食いなどが出たため、買い一巡後は伸び悩んだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.38%台まで低下したことも相場の重しとなり、155.52円付近まで下押しした。その後、クグラーFRB理事がインフレ動向次第で利下げ見送りも適切との発言で長期金利の上昇に伴うドル買いが強まった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「堅調な米景気を踏まえれば、利下げを急ぐ必要はない」との見解を表明し、一時156.42円と7月23日以来の高値を更新した。

米大統領選に勝利したトランプ前大統領は関税の引き上げや不法移民の強制送還などを掲げており、インフレ圧力を高めるとの見方がある。減税策による財政悪化への懸念も米金利を押し上げるとの観測につながっている。米長期金利は一時4.48%と、およそ4カ月ぶりの高水準を付けた。

14日 米国経済指標結果
10月 生産者物価指数(前年比)  予想N/A 結果2.4%
10月 生産者物価指数(前月比)  予想0.1% 結果0.2%
前週分 新規失業保険申請件数  予想N/A 結果21.7万件

14日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値155.430 高値156.430 安値155.330 終値156.330
ユーロドル  始値 1.0561 高値1.0580  安値 1.0498 終値 1.0522


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