ボストン連銀総裁の発言を受けて一時144円台を回復
【NY外為ドル円概況】11日のNY為替市場は、中国政府は米国からの輸入品に対する関税を84%から125%に引き上げると
発表した。米中の貿易摩擦が激化し、米経済に悪影響が及ぶとの見方から、ロンドン市場の時間帯にかけて円買いが進み、
一時は142円台前半と2024年9月以来の円高・ドル安水準を付けた。その後、米4月ミシガン大消費者信頼感指数は予想以上
に低下したが、連邦準備制度理事会(FRB)が注目している1年期待インフレ率が1981年以降で最高、5-10年期待インフレ
率も1991年来で最高に達し、インフレへの懸念にドルの買戻しが優勢となった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投
票権を有するコリンズ米ボストン連銀総裁がFTとのインタビューで「米連邦準備理事会(FRB)は金融市場の安定化を支援す
る準備は万全だ(absolutely)」と発言したことを受けて、マーケットの過度な緊張が緩和。一時4.5864%前後と2月13日以来
の高水準を付けた米10年債利回りは4.43%台まで上昇幅を縮め、330ドル超下落したダウ平均は810ドル超上昇した。為替市場
でもドルを買い戻す動きが広がり、144.20円付近まで戻す場面があった。
11日 米国経済指標結果
3月 生産者物価指数(前月比) 予想0.2% 結果-0.4%
3月 生産者物価指数(前年比) 予想3.2% 結果2.7%
4月 ミシガン大学消費者信頼感指数 予想54.2 結果50.8
11日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値144.480 高値144.570 安値142.065 終値143.595
ユーロドル 始値 1.1198 高値1.1474 安値 1.1195 終値 1.1335
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