デイリー為替市況コメント

リスク回避姿勢が後退し円売りが優勢の展開

【NY外為概況】17日のNY為替市場は、2月米小売売上高や3月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが分かると全般ドル売りが先行。一時148.31円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2月米小売売上高については国内総生産(GDP)算出に用いられる自動車や建設資材などを除いた「コントロールグループ」は底堅さを示したとの声が聞かれ、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となり、一時149.10円とアジア時間の高値に面合わせした。その後、3月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を下回ったことや、米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなり、148.45円付近まで下押しした。もっとも、そのあとは米国株相場の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢に。アジア時間の高値149.10円や12日の高値149.19円を上抜けて一時149.28円まで上値を伸ばした。また、米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えした。

ユーロドルも続伸。独財政拡大やウクライナの停戦協議進展への期待からユーロ買い・ドル売りが先行。この日発表の米経済指標が低調な内容となったこともドル売りを促し、前週末の高値1.0912ドルを上抜けて一時1.0929ドルまで値を上げた。ただ、11日の高値1.0947ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。NY中盤以降は1.09ドル台前半でのもみ合いに終始した。


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