デイリー為替市況コメント

労働市場の減速懸念が強まりドル売りが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】7日のNY為替市場でドル円は、欧州市場序盤に米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動くとの
観測から円買い・ドル売りが優勢となり、一時146.69円と日通し安値を付けたものの、5日の安値146.62円がサポートとして
意識されると買い戻しが優勢に。その後、NY連銀が公表した7月の期待インフレ率の上昇や、30年債入札が低調で長期金利が
上昇に転じ、147.59円付近まで値を戻した。ただ、買い一巡後は再び上値が重くなった。トランプ米大統領が自身のSNSで、
米大統領経済諮問委員会(CEA)のスティーブン・ミラン委員長をFRBの理事に指名すると発表した。トランプ氏の意向を受
けてミラン氏は利下げを積極的に支持する可能性が高い。金融緩和に前向きなFOMC参加者が増え、金融政策の影響を受けや
すい2年債利回りの低下につながるとの観測から、146.95円付近まで下押しした。

NY連銀が発表した7月消費者調査によると、1年先のインフレ期待は3.1%と前回の3.0%から上昇し、3年先のインフレ期待は
3.0%と前回から横ばいとなった。長期的な見通しを示す5年先のインフレ期待は2.9%と前回の2.6%から上昇し、5カ月ぶりの
高水準となった。

7日 米国経済指標結果
前週分 新規失業保険申請件数  予想22.0万件 結果22.6万件
第2四半期 非農業部門労働生産性指数  予想2.5% 結果2.4%
6月 卸売在庫(前月比)  予想0.2% 結果0.1%

7日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値147.390 高値147.715 安値146.680 終値147.140
ユーロドル  始値 1.1663 高値1.1700  安値 1.1613 終値 1.1667


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