デイリー為替市況コメント

欧州のインフレ鈍化や利下げ観測でドル買いが優勢

【NY外為ドル円概況】16日のNY為替市場は、9月の英消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、欧州でのインフレ
鈍化と英国やユーロ圏の利下げ観測が意識され、欧州通貨などに対してドルを買う動きが目立った。その後も、ダウ平
均が史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売り・ドル買
いも入り、一時149.81円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値149.84円が目先レジスタンスとして意識されると
伸び悩んだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが節目の4%を下回ったことも相場の重しになり、149円台半ばで
取引を終了した。

なお、日銀の安達委員が金融政策運営において、段階的な利上げを極めて緩慢なペースで行う必要があるとの見解を示し
たため日米金利差縮小観測の緩和で円売り・ドル買いが優勢となる場面があった。

16日 米国経済指標結果
9月 輸入物価指数(前年比)  予想0.2% 結果-0.1%
9月 輸出物価指数(前年比)  予想-0.6% 結果-2.1%

16日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値149.175 高値149.820 安値148.880 終値149.630
ユーロドル  始値 1.0894  高値1.0900  安値 1.0855 終値 1.0860


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