デイリー為替市況コメント

米関税政策の不透明感からドル売りが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】14日のNY為替市場は、トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンなどを除外したことが
好感されると、時間外のダウ先物や欧州株相場が堅調に推移。投資家の過度な警戒感が後退し円売り・ドル買いが優勢とな
り、一時144.08円付近まで値を上げた。しかし、ラトニック米商務長官が相互関税から除外したスマートフォンなどを巡り、
新たな半導体関税に組み入れると表明した。関税政策を巡るトランプ政権の姿勢が二転三転しており、関税政策の不透明感
からドル売りが優勢となった。また、米長期金利の大幅低下も相場の重しとなり、142.78円付近まで下押しした。売り一巡
後は、模様眺めムードが広がり、143.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。

なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は講演で「関税によるインフレへの影響は一時的なものと予想」「経済が著し
く減速し、景気後退入りの恐れがある場合、自身のこれまでの予想よりも早い時期に、より大きな度合いでの利下げを支持す
る」との見解を示した。

14日 米国経済指標結果
注目度の高い経済指標の発表はありませんでした。

14日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値143.990 高値144.100 安値142.235 終値143.045
ユーロドル  始値 1.1329 高値1.1421  安値 1.1299 終値 1.1352


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