デイリー為替市況コメント

インフレ再燃への懸念は根強く一時155.75円まで上昇

【NY外為ドル円概況】25日のNY為替市場は、米商務省が発表した1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が予想を
下回ったことからドル売りが優勢となり、155.33円付近まで下落しました。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が
重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)コア価格指数が予想を上回ったことや、新規失業保険申請件数
も予想より強い内容だったことから、長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかり、一時155.75円と1990年6月以来
約34年ぶりの高値を更新。ただ、時事通信が「日銀は26日の日銀金融政策決定会合で国債買い入れ縮小の方法を検討
する」と報じるとドル買いが一服し、155円台半ばで取引を終了しました。

25日 米国経済指標結果
第1四半期 実質GDP(速報値)  予想2.5% 結果1.6%
前週分 新規失業保険申請件数  予想21.4万件 結果20.7万件
3月 卸売在庫(速報値)  予想0.2% 結果-0.4%
3月 中古住宅販売成約指数  予想-0.4% 結果3.4%

25日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値155.270 高値155.755 安値155.190 終値155.630
ユーロドル  始値 1.0699  高値1.0738  安値 1.0678 終値 1.0731


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