デイリー為替市況コメント

インフレ再燃を警戒したドル買いが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】31日のNY為替市場は、米国のインフレ再燃を警戒したドル買いが優勢となり、一時155.02円まで上昇。
その後、1月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を下回ったほか、「トランプ大統領は2月1日の発動を警告していたカナ
ダとメキシコに対する25%の関税措置を3月1日に延期する見通し」との一部報道が伝わると154.67円付近まで押し戻された。
もっとも、レビット米ホワイトハウス報道官が「カナダとメキシコに25%、中国に10%の追加関税を2月1日から課す」と改め
て表明すると再びドル買いが優勢に。また、月末による実需のドル買いも支援となり、155.22円と日通し高値を更新し、155円
台前半で取引を終了した。

日銀の植田和男総裁は1月31日の衆院予算委員会で今後の政策運営について、経済・物価情勢が日銀の見通しに沿って推移すれ
ば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していく」との認識を示した。

31日 米国経済指標結果
12月 個人所得(前月比)  予想0.4% 結果0.4%
12月 個人支出(前月比)  予想0.5% 結果0.7%
第4四半期 雇用コスト指数  予想0.9% 結果0.9%
12月 PCEデフレータ(前年比)  予想2.5% 結果2.6%
12月 PCEコアデフレータ(前年比)  予想2.8% 結果2.8%
1月 シカゴ購買部協会景気指数  予想40.0 結果39.5

31日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値154.220 高値155.235 安値153.900 終値155.085
ユーロドル  始値 1.0388 高値1.0433  安値 1.0364 終値 1.0375


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