デイリー為替市況コメント

ニューヨーク連銀総裁の発言で円買いが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】29日のNY為替市場でドル円は、米長期金利の指標とされる米10年債利回りが一時5.2911%前後と2007年6月以来の高水準を記録すると、全般ドル買いが先行。
一時157.70円付近まで値を上げたものの、欧州時間に付けた日通し高値157.72円を上抜けることは出来なかった。
全般ドル買いが優勢となり、157.58円付近まで持ち直した。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演で「年内にあと1回の利上げが適切になる可能性がある」としたうえで、「米連邦準備理事会(FRB)は9月に利上げを決定したため、現在は性急に行動する必要はない」と発言すると、米10年債利回りが5.22%台まで上昇幅を縮小。
ドルを売る動きが優勢となり、一時157.16円付近まで下押しした。

午前に発表された一連の米経済指標はおおむね低調な内容となったが、影響は限られた。
米民間有力調査機関コンファレンス・ボード(CB)が発表した9月の消費者景気信頼感指数は81.9(前月88.6)と、市場予想(89.2=ロイター通信調べ)から下振れ。
米労働省が発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人数は前月比25万6000件減の707万9000件と、市場予想(722万5000件)を下回った。

中東からの原油供給が回復に向かうとの期待などから、同日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前日の1バレル92ドル台から89ドル台に下落した。
エネルギーを輸入に頼る日本経済の先行きへの懸念が和らいだ。

29日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値157.435 高値157.730 安値156.970 終値157.285
ユーロドル  始値 1.1372 高値1.1372  安値 1.1313 終値 1.1336

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