デイリー為替市況コメント

中東の不透明感が重荷となりドル買いが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】20日のNY為替市場でドル円は、米IT大手のAI投資に向けた資金調達や米政府の財政赤字拡大が意識される中、債券売りが再び強まった。
原油相場の値上がりも続き、インフレへの警戒も強まる中、30年債や10年債の利回りは上昇。
外為市場では日米の金利差を意識した円売りが優勢となり、取引終盤には一時159.18円と日通し高値を更新した。
高市政権の積極財政姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りも出やすい地合いとなった。

20日発表の週間の米新規失業保険申請件数は20万6000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(21万件)より少なかった。
8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想に反し、7月から改善した。
米景気が底堅さを保っているとの見方も意識された。

トランプ米大統領は19日、自身のSNSで近くイランに対する新たな経済制裁を打ち出す考えを示した。
ベッセント米財務長官は20日の米CNBCの番組に出演し、24日に具体的な案を明らかにすると述べた。
20日の米原油先物相場が上昇した。米国のインフレ再燃やエネルギーを輸入に頼る日本の貿易収支の悪化が懸念され、円相場を下押しした面もあった。

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