日米金利差の縮小を受けた円買いが優勢の展開
【NY外為概況】29日のNY為替市場でドル円は、国際通貨基金(IMF)が本年の米国経済成長見通しを引き上げたことや、米6月
前渡商品貿易赤字が予想外に縮小したことから、ドル買いが優勢となり、一時148.81円と日通し高値を更新した。その後、住宅
価格指数や米6月JOLT求人件数が予想を下回り、さらに、7年債入札が好調で米国債相場が上昇。長期金利が一段と低下したこと
も相場の重しとなり、148.34円付近まで下押しした。もっとも、週内には米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会
合など日米金融政策発表や週末の米雇用統計など重要指標が相次ぐため、様子見ムードも強く方向感に乏しい展開となった。
なお、中国政府によると「スウェーデンで開催されていた米中閣僚級協議では、両政府が互いに一時停止中の関税措置について停
止期間をさらに延長することで合意した」と伝わった。ベッセント米財務長官は米中両政府が協議していた関税停止措置の延長に
ついて、トランプ米大統領が30日に最終決定するとの考えを示した。ただ、延長を決めるとの観測報道があったため、相場の反応
は限られた。
29日 米国経済指標結果
6月 卸売在庫(前月比) 予想-0.2% 結果0.2%
5月 S&Pケースシラー住宅価格 予想N/A 結果2.79%
6月 JOLTS求人件数 予想750.0万人 結果743.7万人
7月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 予想96.0 結果97.2
29日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値148.545 高値148.810 安値148.155 終値148.455
ユーロドル 始値 1.1589 高値1.1600 安値 1.1520 終値 1.1550
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。